ウッドデッキの部屋

DCP_34271
DCP_34461
DCP_34781
DCP_34831
DSCF07612
previous arrow
next arrow

施工前

庭は南側道路に面して、道路反対側は雨水調整池のため建物が建ちません。前面を気にしなくてもよい(犬を連れた散歩の人たちがよく通りますが・・)絶好のバーベキュー用ウッドデッキ用地?です。

リビング前はコンクリートのテラス
芝を張っているのですが手入れ難しいのです。

施工前には入念?な測量をし、CADで製作図を描きました。

基礎の施工

2004年5月8日(土)晴れ ・工具等買出し・計画
5月9日(日)晴れ ・工具、資材(塗料・・)等買出し ・測量、設計
5月15日(土)晴れ・作業開始

根太材(2×6 SPF材)はホームセンターにて購入し、その場でカットしてもらいました。
トラック(軽トラではなく普通車)も貸してくれるので3.6mの長物も問題なく運べます。
根太材は自宅駐車場で塗装。水性の防腐剤入り屋外木部用塗料を2回塗りしました。

2004年5月16日(日) 雨(作業時間:2時間)

今日は雨がちなので根太材塗装(2回目)の一部と根太材を受けるポストを組立てます。ポストは2×4材を段違いにコーススレッドで張り合わせた構造にしました。段違いの部分で根太材を受けます。

2004年5月22日(土) 小雨(作業時間:8時間)

いよいよ基礎の施工開始です。
基礎のレベル、直角は大事で、その狂いが後々響きます。
レベル出しは水平器、直角は1×4材で作った巨大な三角定規(ピタゴラスの定理:比率3・4・5の長さで直角)で測りました。

2×4材張り合わせのポストで根太材を受けているところです。
隅部分は柱が立つので空けてあります。

道路側には元々擁壁がありました。家を購入後、道路側にブロックを積んで庭を拡張した折に擁壁は土でかぶせていました。
道路側の根太の基礎は、この擁壁の頂部にとりました。
基礎は、家側のコンクリートテラスで2列、擁壁の上に一列と、地盤を掘っての束石基礎がないため、大分楽でした。(ポスト材の防腐の問題はありますが・・・)

四辺の根太が設置完了です。

2004年5月23日(日) 曇り(作業時間:分散8時間)

根太材は水平器でレベルを出しながらコーススレッドで固定します。
一人仕事なので、写真のC型クランプが大活躍しました。スグレモノです。

床の基礎(根太)の完成です。
大三角定規、水平器、C型クランプを駆使しながら、水平と直角を常に確認しながらの気を使う作業でした。

床板材(2×6の3.6mSPF材)17枚を例のようにホームセンターで裁断してもらい、トラックで搬入しました。
床板はホームセンターで、表面仕上げのよいもの、そりの少ないものを選別してきました。
完成した根太の上に仮置きしてみました。

床板張りは次週という事で、ほっと一息です。
計画から2週間経過です。

床張り

2004年5月29日(土) 晴れ(作業時間:8時間)

早朝から床材塗装作業の開始です。
午前中をかけて2回の塗装、塗る面積が多いので刷毛はローラーを使いました。しかし、板材が長いのと晴天で汗だくの作業です。

午後からいよいよ床張り作業。一枚づつ順にコーススレッドで留めていきます。
板は芯側を上にすると凸に反るので水が溜らなくてよいのですが、材料の仕上げのよい方を床の表面側に優先したので表裏はバラバラです。

板はどうしても反りがあるので、最初の一枚にはできるだけ反りの少ないものを選びます。
板の間隔は排水や通気を考えて3mm程度としています。間隔を均等にとるために3mmのベニヤを端材に打ち付けた、間隔ピースを使いました。バールがあればもっと作業がやりやすかったと、後で気が付きました。

何とかその日のうちに床張りが完了しました。
床張りは形になっていくので結構楽しい作業です。
夕方になると蚊が出ます。

床を張ると一応ウッドデッキの形になり、達成感があります。
ビールがうまい!

フェンスと手すりの施工

2004年5月30日(日) 晴れ(作業時間:4時間)

フェンスの製作にかかります。
今日は他に用事があり、半日仕事です。
端の固定をしていなかった床板部分にフェンスとパーゴラ用の柱を建てました。

道路側の柱は、パーゴラ受け用の段差を作りやすいように2×4材の2枚重ねとしました。

2004年6月5日(土) 晴れ後雨(作業時間:8時間)

柱4本を固定したところです。

床板は柱部分を切り欠いています。

フェンスは1×4材で枠を作り1×6材で中にクロスを作ります。
外枠を直角を出しながら組み立て、中のクロス材を現物あわせで切断して組み立てます。
外枠の直角が正確に出ていないとクロスが入らなかったり、柱や枠材の上に付ける手すりとうまく合いません。木材加工の難しさを実感します。

道路側のフェンスが完成しました。

前面フェンスと直角に、左右にフェンス1枠を追加しました。

2004年6月6日(日) 曇り(作業時間:8時間)

当初は手すりの厚さを20mmで計画していましたが、倍の厚さと幅を140mmにして重厚感を出しました。
ただ、柱部分の切り欠き部がうまくいかず、再度やり直しています。
失敗した2×6の板材は後に製作したバーベキューテーブルに再利用しました。ツーバイ材は断面が規格寸法なので、無駄なく使えます。

手すり隅部の処理です。

柱部分はジグソーで切り抜き、手すり材を柱の上から切り抜き穴に入れました。

この部分は手すり材の固定方法が難しく、こんな形になってしまいました。他に良い方法があったかも。

パーゴラ

2004年6月12日(土) 晴れ(作業時間:4時間)

パーゴラ用の柱と受け材の設置です。
家側の柱は70mm角のヒノキ材を使っています。
初めての高級材ですが、反りも少なく、やっぱり柱はヒノキかなあ。

パーゴラ材は形状選定に迷いましたが、2×4材としました。
前部を凹型にジグソーで加工し、上からコーススレッドで留める構造です。

2004年6月13日(日) 晴れ(作業時間:8時間)

パーゴラ設置完了です。
パーゴラを付ける事で構造的にも安定し、当初心配したぐらつきはあまりありません。

屋根の施工

2004年6月19日(土) 晴れ(作業時間:8時間)

パーゴラは当初より屋根付を考えていました。
屋根材はブロンズのポリカ波板を選びました。
パーゴラの上に30mm×40mmの垂木を渡し(垂木間隔550mm)、5ヤマ毎に傘クギで固定しました。
屋根には上れない為、波板は端から脚立に乗ってのクギ打ちです。

ポリカ波板は3ヤマをラップさせています。
ブロンズで適度に明るく、直射日光は和らぎます。雨漏りも多分ないでしょう。

屋根付デッキの完成です。
これで雨降りでも屋外作業ができるし、かみさんにも「洗濯物がぬれなくていい」と感謝されつつホクホクでしたが・・・
この写真を見た数名の方から、「なんか物干し台のイメージ」とのご意見をいただき、設計変更へと・・・

2004年6月26日(土) 晴れ(作業時間:4時間)
6月27日(日) 晴れ(作業時間:4時間)

1週間考えての結論は屋根周囲を幕板で囲って波板をできるだけ隠す方法でした。
土曜の朝一、ホームセンター開店と同時に1×6材の幕板用材料を買出しに行きました。(あせっていたせいか木材をトラックに固定せず、途中で木材を道端に落としてしまうハプニング発生)

ポリカ波板の道路側を切断しないと幕板が付かないため、えらく苦労して波板を切る羽目になりました。その恥部は幕板で隠されて普通の角度からは見えませんが・・・
どうです、幕板なしの時と比べて雰囲気がデッキらしくていいでしょう。苦労した幕板は正解でした。

ようやく屋根付デッキの完成です。
計画から完成まで7週間でした。

道具たち

主な使用工具

・のこぎり・電動丸のこ・電動ドリル・電動サンダー・ジグソー・Cクランプ(大・中・小)・水平器・バール・スコヤ等々

バーベキューテーブルの製作

ウッドデッキが完成したとなれば、次は当然、バーベキュー用のテーブルが欲しくなります。
バーベキューグリルを内蔵し、人数や用途に応じて変身?するテーブルを製作しました。

通常の少人数テーブル状態です。

テーブルのセンターカバーをとるとグリルが現れ、すぐにバーベキューが始められます。

バーベキューグリルはテーブル下に常時保管でき、使うときは断熱材兼用のレンガブロックで高さを調整します。

人数が多いときは、このように両側に14cm幅の板を拡張固定してテーブルを広くします。
この拡張モードで8人程度に対応できます。

人数が少なく通常のグリルでは大きすぎたり、焼き物の種類でしちりんタイプのグリルを使うときは、センターの開口部に板をセットして開口部を小さくできます。

製作材料は主に、2×6材、2×4材でほとんどをウッドデッキの余り材料でできてしまい、購入したのは2×4材1.8mを6本程度(1500円位)でしょうか? 全部を新たに作っても材料費は3000円位でしょう。
塗装は塗装会社に勤める兄からもらったキシラデコールです。やはり上質の塗料は違います。塗りやすく仕上がりがいい。デッキ製作の時にもらっていれば良かったのに・・・

ベンチの製作

1人用イスはプラスチック製が2脚あるので、多用途を考えてオーソドックスなベンチを製作することにしました。
ほとんどが2×4材です。参考書を見て作ったのですが、がっちりした構造です。
塗装はツートーンにし、やはりもらいもののキシラデコールを塗りました。

同じものをもう一つ作り、多人数への対応と昼寝ベンチとしました。
製作費は1つ1500円位かな。

床下収納庫

デッキの床下はコンクリートテラスです。床まで25cm程度の空間があるので、一部を床下収納庫にしました。

作り方は簡単で、床材を1ブロック切断し、裏につなぎ材を取り付け、チョウバンと収納式の取っ手で開閉可能にしました。費用は700円くらい。
屋根付デッキなので直接雨が当たることはないのですが、ペンキ類や木材、多少濡れてもよい材料や道具入れになります。

洗濯物干し

使わないときに収納可能な、物干し竿ハンガーです。
2×4材にジグソーで丸い穴を開け、ボルトとダブルナットで手で出し入れできるように固定しています。

使用時と収納時です。かみさんの評価も上々です。

完成パーティ

その1(7月19日)
近所の方々6人を招いてのホームパーティ、我が家の4人を含め10人は上限でしょうか?
ワイワイがやがや、屋外パーティは最高です。

その2(8月8日)
会社の友人関係3人+2匹を招いてのドッグパーティ?
和気あいあいムードで、これも楽しい。

シェアする
moritasanをフォローする
もりたさんちの趣味工房